カート離脱率を改善するための重要なポイントについて解説します。

カート離脱率(カゴ落ち率)は改善できる?

ECサイトの調査を行っているBaymard Institute社によると、ECサイトのカート破棄率は平均69.57%とのことです。
つまり、ECサイトを利用している消費者の中で、注文の完了に至る消費者は三分の一もいないということになります。
それはなぜか。
カートを離脱してしまう理由と、カート離脱率の改善に繋がるポイントを確認していきましょう。

なぜユーザーはカートを離脱するのか

はじめに、なぜユーザーはカートを離脱してしまうのかを考えていきましょう。

完了までの手間が多い、または複雑で分かりにくいため

商品の購入を完了するまでの手間が多すぎる、もしくは決済のための情報入力の方法が複雑でわかりにくいといったことが、ユーザーが離脱する理由になる場合があります。
完了画面にたどり着くまでに何度も画面を遷移しなければならない場合、多くのユーザーは途中で離脱してしまいます。
対策方法としては、購入完了までのページ数を必要最小限にし、画面遷移の回数を減らすことです。
また、購入完了までのステップ数と残りのステップ数を可視化し、完了まで現状どの段階にいるのかをユーザーが把握できるようにすることも大切です。

サイトを信用できず、個人情報を入力したくない

欲しい商品が決まっていたとしても、ユーザーがそのECサイトに対して不信感を持っている場合には、個人情報を入力することなく離脱してしまいます。
サイトを閲覧した際にブラウザ上で保護されていない通信に関する警告が表示されるような場合、個人情報を入力したくないユーザーは特に多いでしょう。

サイトを常時SSLに対応させて、ブラウザの警告が表示されないようにするのはもちろん、そういったセキュリティへの取り組みについて、ユーザーに対してアピールするページをサイト内に設置することも、ユーザーの安心感につながります。
例えばAmazon Payをはじめとした外部サービスと連携することもセキュリティ面で非常に効果的ですので、クレジットカード情報の入力を省略できる決済方法などを導入するとよいでしょう。

サイトが重い

ページの読み込みが遅いため、きちんと購入を進めることが出来ているのか分からないといった場合にユーザーは離脱してしまいます。
読み込みに関しては、ユーザーが自ら体験した他社サイトと比較して遅いと感じただけでも離脱の原因になるので、注意が必要です。

原因不明のエラーが起こる

正しく入力したと思っているのによく分からないけどエラーが発生している場合にも、ユーザーは離脱しやすいです。
エラーの内容を理解できるように説明する、対処しやすいよう、リアルタイムでエラーを表示することがポイントです。

▽EFO CUBEならリアルタイム・アラート機能があります
EFO CUBEなら、項目に設定した書式に応じて、フォームの項目上にバルーン型メッセージボックスでエラーメッセージを表示することができます。
また、必須項目に対して入力エラーが発生している場合の背景色を指定することも可能です。
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ユーザーが今すぐに欲しているとは限らない

カート離脱の原因として、今すぐに購入する意思がないということも考えられます。
そういった場合には、ユーザーに対して改めてアプローチしてみましょう。
アカウント登録が済んでいるユーザーの場合には、登録されているアドレスへメールを送り再訪を促し、アカウントがない場合には、WEB広告にユーザーがカートに入れた商品を表示して再度ECサイトへ誘導するという方法もあります。
非常に簡単に見えますが、ページを離脱しようとするユーザーに対し、“購入手続きを忘れていませんか?“といったメッセージを表示するのも効果的です。

カート離脱率改善のためのポイント

では、離脱率を改善するポイントについて解説していきます。

フォーム内の不要なフィールドを減らそう

フォームの入力完了前にアカウントの作成を強制、またはしつこく提案したり、入力完了までのプロセスがユーザーにとって長く感じる、複雑に感じることがカートを離脱する理由として非常に多いです。
こういった理由によるカート離脱を減らすため、もう一度入力フォームのフィールド数を見直し、不要なフィールドは削除しておきましょう。

トラストマークを利用しよう

欲しい商品が決まっていたとしても、ユーザーがそのECサイトに対して不信感を持っている場合には、個人情報を入力することなく離脱するということは先ほど説明しましたが、その問題は“NortonのSECUREシール”や“McAfeeのトラストシール”をはじめとしたトラストマークを使用することでも解決できるかもしれません。

サイトスピードを改善しよう

ページの読み込みが遅いためきちんと購入を進めることが出来ているのか分からない、といった場合にユーザーは離脱すると上記で説明しました。
「Google PageSpeed Insights」や「GTMetrics」といったサービスを使用して、一度サイトの速度を分析することをおすすめします。
こういったツールはサイトの速度を示してくれるだけでなく、どうしたらサイトを高速化できるかといった修正すべきポイントを提案してくれます。

返品ポリシーをしっかりと明記しよう

消費者がカート離脱する理由の一つに、明確な返品ポリシーがないことが挙げられます。サイトに訪れたユーザーの全員が返品ポリシーを確認できるように整備しましょう。
そもそも返品ポリシーが記載されていない場合には、必ず記載しましょう。

まとめ

今回はユーザーがカートを離脱してしまう理由と、カート離脱率の改善に繋がるポイントについて解説しました。
ユーザーがサイトに求めていることが何かを考え、足りていないものがあればしっかりと対応していきましょう。

EFO CUBEには多彩なフォームに対応するために、業界最多数である26個の入力補助機能を搭載しています。どの機能を搭載するべきかは、過去の実績とヒアリングからご提案させていただきます。
サイトの入力フォームに関して気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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