ランディングページはファーストビューがすべて?LPOにおける重要性と合わせて紹介

ランディングページにおけるファーストビューの重要性

インターネットで情報収集をする際、ユーザーは特定のキーワードを打ち込んで検索し、表示されたページを読み進めます。
このように検索結果や広告を経由してユーザーが最初に訪問するページのことを、「ランディングページ」と言います。

企業はユーザーに何らかの行動を起こして欲しいため、ユーザーにとって有益な情報や自社商品・サービスの情報、CTAボタンを設置するのですが、ユーザーがランディングページを読み進めてくれなければコンバージョンには繋がりません。

驚くことに、ランディングページのファーストビューで離脱してしまうユーザーの割合は70%以上と言われています。
つまり、コンバージョン率を上げるためには、ユーザーが離脱しないようなファーストビューにする必要があるのです。ランディングページを制作する際には、ユーザーが読み進めたくなるようなファーストビューにすることが必須です。

そもそもファーストビューとは

そもそも、ファーストビューとは一体どのようなものか簡単に確認しておきましょう。
ファーストビューとはその名の通り、ユーザーがランディングページを訪問してから最初に目に入る画面部分です。

ファーストビューの見直しで直帰率を改善できる?

ランディングページのファーストビューで、直帰率は70%以上と言われています。
その為、ファーストビューを見直せば直帰率を改善できる可能性は非常に高くなります。
ファーストビューで離脱されないために、ランディングページ制作では以下のポイントを押さえましょう。

ユーザーの目線に立ったキャッチコピー

ファーストビューにおけるキャッチコピーは、ユーザーの興味・関心を引き付ける重要な要素です。
ユーザー目線に立ったキャッチコピーをつければ、「このページは自分のためのページだ!」と思ってもらいやすく、直帰率の改善が期待できます。

ランディングページへの流入が多い検索キーワードを参考に、ユーザーが欲している情報をキャッチコピーに盛り込みましょう。

ターゲットコールを明確に

ターゲットコールとは、「Web制作会社をお探しの方へ」、「転職活動中の方へ」、「犬の購入を考えている方へ」といったように、ターゲットを明確にして適切なメッセージを届けることです。

例えばIT業界に特化した転職サイトのランディングページでは、ファーストビューに「IT業界への転職をお考えの皆さま」というようなタイトルコールを設定するのが有効でしょう。
タイトルコールを明確にすれば、ユーザーが「自分のニーズに合ったページだ」と興味・関心をもち、ページをスクロールしてくれる可能性が高まります。

他社との比較条件を明記する

ユーザーは自社サイトだけを見ているわけではなく、競合他社のサイトも見たうえで商品・サービスを比較検討します。
そのため、他社よりも自社の方が強みをもつ部分についてはファーストビューで分かりやすく記載しておくことが大切です。ファーストビューで他社との比較条件を明記すれば、ユーザーに自社商品・サービスの良さをアピールすることができます。

ファーストビュー内にフォームを設置する方がいい場合もある

ランディングページの構成としては、商品・サービスのメリットや特徴を訴求してからページの途中や最後でフォームを設置するものが多いのですが、資料請求や見積依頼などコンバージョンのハードルが低いものは、ファーストビュー内にフォームを設置するのも有効です。

例えば、「引っ越し 見積り」でランディングページを訪問したユーザーは引っ越し費用の見積もりをしたいというニーズがあるので、ファーストビュー内で引越しの一括見積もりフォームを設置した方がユーザーの利便性は高く、コンバージョンも高まります。

このようにコンバージョンのハードルが低いものや、経由してきた検索結果や広告によっては、ランディングページを訪問した時点でユーザーの意向が高いことも覚えておきましょう。

複数のファーストビューを用意する

ターゲット層が幅広い場合、単一のファーストビューでは離脱してしまうターゲット層がでてきてしまいます。
ターゲットが興味・関心をもつようなキャッチコピー、デザインにするのがファーストビューの秘訣ですので、ターゲットを絞って広告配信する場合には、年齢や性別などターゲットに応じて複数のファーストビューを用意しましょう。

ファーストビューのよくあるミス

何のサービスかパッと見て分からない

ファーストビューで何の商品・サービスなのか分からない場合、ユーザーは「自分には関係ないページだ」と思いやすく、離脱する可能性が高まります。
パッと見て自分に必要な商品・サービスであることが分からなければページを読み進めてもらえませんので、どのような商品・サービスなのかが一目で分かるようにしましょう。

ユーザーにどんなメリットがあるか明記されていない

商品・サービスの特徴を説明するのは大切ですが、ユーザーにどのようなメリットがあるのか明記されていないものは興味・関心をもってもらえません。
ユーザーの興味を引くためには、ユーザーが得られるメリットをハッキリさせる必要があるのです。

例えば日焼け止めに関するランディングページの場合、「スプレータイプなのに、ムラなく安心!毎日の紫外線対策が楽ちんに♪」といったような訴求ができるでしょう。
このように、ユーザーが実際にその商品・サービスを利用したらどのようなメリットがあるのかをイメージさせることが重要です。

CTAボタンがない

ファーストビュー内にCTAボタンがない場合、意向が高いユーザーを取りこぼしてしまう恐れがあります。ユーザーがファーストビューをみてすぐに行動を起こせるよう、CTAボタンは分かりやすい箇所に設置しておく必要があります。

ターゲットに適したデザインになっていない

ランディングページがターゲットに適したデザインになっていない場合、企業に対する評価が下がったり、自分に合っていないと認識されたりします。
ユーザーに与える第一印象はデザインが多くを占めますので、ターゲットに適したデザインになっているか確認しましょう。

まとめ

今回はランディングページにおけるファーストビューの重要性についてご説明しました。
ファーストビューでユーザーの70%以上が離脱すると言われていますので、ターゲットが興味を持つような内容にしなければコンバージョンには繋がりません。
まずは自社商品・サービスを利用するターゲットを明確にし、最適なランディングページを作ってくださいね。

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