エントリーフォームで適切なエラーの表示方法とは。ポイントや注意点を解説

エラー表示はユーザーにとってストレスになる

エラー表示は、入力フォームにおいてユーザーのストレスとなる場合が多く、ページ離脱につながる要因の一つと言えます。
エラー表示時にユーザーが感じるストレスをどのように軽減させるかといった点がEFOにおいて非常に大きなポイントとなりますので、注意点を一つひとつ確認していきましょう。

エラーの表示方法を工夫しよう

エラーの表示方法によって、ユーザーの感じるストレスは大きく変わります。
まずはエラー表示のポイントを紹介していきます。

入力画面上で表示すべき

エラーを表示する方法として、エラーした旨だけが記されているページに遷移させる、またはダイアログ内にエラー内容を表示する場合、ユーザーはエラー内容を確認しながら入力した文言を修正することができません。
また、エラーが複数ある場合に修正漏れがあると、何度もエラー画面と入力画面を行き来しなければならないので、ユーザーの負担となってしまいます。
そのため、エラーによってページを遷移する仕様は避け、入力画面の中にエラー内容を表示しましょう。

該当項目の近くで表示すべき

ただし、入力画面の中ならどこでもいいとは限りません。例えば、入力フォームの冒頭にエラー内容をまとめて表示するのはユーザーに対して親切な設計とはいえません。
まとめて表示してしまうと、エラー箇所がどこかにあるのかをユーザー自身が探さなくてはならず、負担となってしまいます。
具体的なエラーの内容は、該当箇所のなるべく近くに表示することで、直感的に修正することができます。

文字色や背景色で強調すべき

エラーがあることを表記していても、ユーザーが確認できなければ意味がありません。
そのため、デザインをなるべく目立つ文字色や背景色などで設計し、エラー箇所を強調するとよいでしょう。

入力内容は保持すべき

エラーが発生した際、入力した内容がすべて破棄されてしまう場合があります。
入力内容のほんの一部にエラーが発生したユーザーにとって、一部の修正のために入力欄がすべて失われてしまうと非常にストレスに感じますので、エラー時にはそれまでの入力内容を保持するとよいでしょう。

エラー表示のタイミングを工夫しよう

エラーを表示するタイミングにもポイントがあります。

入力直後、リアルタイムで表示すべき

「リアルタイム・アラート」は非常に効果的です。
例えば、入力フォームをすべて入力し終えた後にエラーを指摘されるよりも、エラーが発生した直後に指摘される方が、ユーザーはすぐに修正することができますし、エラー箇所を探す手間も無くなります。

▽EFO CUBEならリアルタイム・アラート機能があります
EFO CUBEなら、項目に設定した書式に応じて、フォームの項目上にバルーン型メッセージボックスでエラーメッセージを表示することができます。
また、必須項目に対して入力エラーが発生している場合の背景色を指定することも可能です。
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複数の入力条件がある場合は?

エラーが発生して初めて入力条件を認識するということは、ユーザーにとって非常に大きなストレスとなります。
入力する際に条件がある場合にはあらかじめ表示しなければなりませんし、入力条件が多いという場合には入力すべき内容をチェックリストのように表示すると、さらにエラーの防止に繋がります。

フォームの進行状況を示そう

送信を完了する前にユーザーに対しエラーが発生している旨を知らせることで、送信後に修正対応をしなければならない「ユーザーのガッカリ感」を防止できます。
方法としては、エラーがある状態でのボタン押下を防ぐサブミットブロック機能をはじめ、フォームの進行状況を示すガイド表示などの機能を使うとよいでしょう。

▽EFO CUBEなら残り項目数の表示ができます
EFO CUBEなら、ページ内の残り必須項目をカウントして表示することが可能です。
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エラーメッセージを工夫しよう

表示するエラーメッセージにもポイントがあります。

否定的な言葉はできるだけ使わない

「間違っている」「失敗している」「無効になった」など、あまりにも否定的な言葉でエラーを伝えることは、ユーザーに対して親切とはいえません。
はっきりと伝えた方が分かりやすいという見方もありますが、「~を入力してください」といったように、なるべく優しい言葉でエラーを伝えた方がユーザーも修正に対応しやすいでしょう。

専門用語はなるべく使わない

ユーザーがエラーの内容を理解できなければ、入力を修正することはできません。
ユーザーが自らエラー内容について調べるなどの手間が発生しないよう、一般的な用語を使用しましょう。

ヒントを表示すべき

例えば、“エラーが発生しています”の文言だけでは、何をどのように修正すれば良いのか、ユーザーは判断できません。
「カードが使えない」というエラーが発生している場合には、“このカードは使用できません”のような結論だけを記載するのではなく、“有効期限が切れています”など、なぜカードを使用できないのかを明確しましょう。
そうすることでユーザーは次にどうすればいいかを判断しやすくなります。

まとめ

今回はエラーの表示方法、タイミング、メッセージについて解説しました。
ユーザーのストレスをどう軽減していくかを第一に考えることで、非常に親切な、ユーザーが離脱する必要のない入力フォームができるのではないでしょうか。
一度、入力フォームのエラー表示を見直してみると、新たな発見があるかもしれません。

EFO CUBEには多彩なフォームに対応するために、業界最多数である26個の入力補助機能を搭載しています。どの機能を搭載するべきかは、過去の実績とヒアリングからご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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